推し香水を頼んだ話

限界オタク御用達の推し香水、私も頼んでみたよって話をさせてくれ。

香水なんて普段つけないしそもそも持ってないし、一番好きなにおいがお線香のにおいでそれ以外の甘ったるかったりキツめのにおいが得意じゃないくせに前々から推し香水作ってみたいな~とは思ってた。

でも一人でお店行くのはちょっとハードルが高くて、諸々で尻込みしてたらこの情勢になり……そんな中、フォロワさんがネットで注文してて「えッネットでできるやつあるんです!?」ってびっくりした。マジで。詳しく聞いた翌日早速頼んだ。

今回頼んだのは、5年前()からずっと作ってる創作BLゲーム『ファレノプシス』のキャラクターです。(2025年完成予定だよ!)

シナリオをずっと書いている所為で自カプ愛が天元突破してて、自給自足が楽しくてしんどい。しんどすぎてつらい。いい加減私以外からの供給も欲しい。

そんなわけで、完成している分のシナリオから厳選して、主人公(トオル)と攻略対象(チグサ)をお願いしました。

【推しについて、ご記入ください。】

セレスさんで注文する際、推しのことをとにかく書かねばならんので、『名前・年齢・誕生日・性格・どういう考えを持って生きてきていて、これからどうなっていくか』をあらすじよろしく、ダイジェスト版でもやるんかってくらい書いた。

推しの話をするのってなんでこんなに楽しいんだろうね。言語化するのめちゃくちゃ楽しくって、半日くらい書いては消しを繰り返して一人約700文字にまとめて送りました。

ちなみに、誕生日を書くにあたって実は日にちを憶えてなくて(なにせ設定決めたの5年前)、このキャラだったらこの月かな~って思いながら初期設定集を引っ張り出したんですけど……誕生月が二人ともビンゴで「過去の私解釈一致!!!!!!!!!!!!」って一人でキャッキャしました。ありがとう過去の私。未来の私が救われたよ。

【月曜頼んで土曜届いた】

嘘じゃん。

注文殺到しててちょっと時間かかるよって書いてあったのに、週末には届いて心の準備が出来てないんですけど?!?!?!ってソワソワしてしまった。セレスさん、仕事ができるにもほどがある。

前置きはこれくらいにして。
早速推し(香水)について話をさせてくれ。

トオル

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トオル(イラスト:久慈ケイさん)

基本的に普通の男の子なんですが、家族全員交通事故で亡くしてる中一人生き残ったり、人間から吸血鬼に成ったりと、わりと不幸な境遇の持ち主だったりします(はたしてそれは普通なのか?)
それでも口を開けばうるさいし、冗談も言うし、バカだし、まっすぐで情に厚い明るい子。喜怒哀楽がしっかりしてる、子供らしい子供です。
ただ、思ってること言うので友達はできにくかったり、人に嫌われることもあります。

………………っていうかんじのことを書いて送った結果、届いた香水がこちら

まず匂いを嗅いでみての一言

「アッ洗剤…?みたいな……?(語彙のないオタク)」

薄っすら柑橘系の匂いもありつつ、お風呂に入れる前の入浴剤みたいな匂い。ちょっと匂いは強めだけど、甘さはなくてさっぱり爽やかなかんじ。

春が終わって夏の真っ盛りを少し過ぎたような、どこかで嗅いだことのある匂いでした。

事前に『イメージは夏の終わり』と伝えていたからか、その点合ってる……って頭抱えました。あと、主人公の印象と存在の強さ、だけどそれは重さにはならない――という解釈(をしてくれたかもしれない)が、においが強めでもさっぱりしているところに表れててめちゃめちゃ良。

セレスさん、ご丁寧に付属で香水の説明の紙(QR)をくれたんですが、成分にオレンジブロッサムが入ってるみたいで、なるほど確かに柑橘系ってなりました。

その締めの文末、

調香師フランソワ・ドゥマシーが、ユベール・ド・ジバンシィが愛した南フランスの別荘「ル クロ フィオレンティーナ」の庭園よりインスパイアを得て調合した香りです

って書いてあった。

ジバンシィのブランド名は知ってたけど、どなた…?って調べたら、ディオールの専属調香師さんだった。待って。ディオール好きなんだ。いやそうじゃない。待って。これ、二人の男が愛した庭からインスパイアされて作られた香りってこと!?!?!?!
それを主人公にあてがわれて!?!?!?!エッ!?!?セレスさんコレどこまで考えて選んでくださったんです?!?!?!?(供給過多)
※「ファレノプシス」は攻略対象2人の創作BLゲームです。

別荘の「ル クロ フィオレンティーナ」ってどんなところなんだろう…って調べてみたら、詳しくはわからなかったけどジバンシィ公式の商品説明に

天国のように美しい場所を満たした自然の香りを思い起こさせる、爽やかでエレガントなフレグランス。

は?

天国のように美しい場所を満たした自然の香り

てんごくのようにうつくしいばしょをみたしたしぜんのかおり

わ、わかるーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!(クソデカ声)

いやほんと…ちょっと……知れば知るほどめちゃくちゃ""わかる""ってなりました…なに…天国のように美しい場所を満たした自然の香りって……わかる…自然の香りなんですよ……わかる………。

で。30分くらい時間が経って嗅いでみたら、ほんのり甘さが出てる……!!!!!
嘘じゃん?!?!?!?!は?!?!?!?!なに?!?!?!?!
時間をかけて親しくなったらちょっとだけ甘えが出る感じ、めちゃくちゃ解釈一致です。やばい。なに????香水すごくない?????

 

何と頼んだ香水、トオルだけじゃないんですよ。もう一つあるんですよ。
主人公の解釈一致すぎて既に供給過多なんですけど。ありがとうセレスさん。

【チグサ】

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チグサ(イラスト:久慈ケイさん)

生真面目な眼鏡の生徒会長。
真面目な性格故に、破天荒でわがままなトオルに対していい印象はなかったものの、振り回されていく内に絆される(身も蓋もない)。

………………ってかんじなことをつらつら書きました。
チグサに関しては、名前の由来やトオルと接してこの先どう変わっていくのかという部分もちょっと書いたり。

その結果届いた香水がこちら。

第一声

「ちょっと甘い…シナモン…みたいな……?(語彙のないオタク)(2回目)」

嗅いでみてまず、洋菓子みたいな甘さがありました。あまり甘ったるいのは好きじゃないんですが、これはセーフ。むしろしっとり系のほんのりとした甘さだから、落ち着きます。

しかも、ただ甘いだけじゃなくてちょっとトゲっぽい匂いもして、洋風なんだけど和風…お香のかんじもするような……?

めちゃめちゃいい匂い…すごい、ずっと嗅いでられるし、こんな匂いするヤツ隣にいたら「うわいい匂い……」ってなるわ……。 

トオルの香りは結構パキッとした印象強さの匂いがあるんですが、チグサのこれはふわっと香ってそのまま忘れていくような……やさしい思い出になるようなかんじ……………いや待って。私チグサの解釈で『やさしい思い出に成ってくれる人』って書いた。書きました。まんまじゃん。嘘でしょ。セレスさん天才か?????
(設定上、トオルはチグサと一緒だと良く眠れるんですが、こんなやさしい匂いしてたらそりゃあ…なあ……ってめちゃくちゃ納得してしまった)

セレスさんの説明はジョーマローン公式の商品説明とほぼ同じだったんですが、

大胆で官能的な赤いシルクのイブニングドレスに着想を得た香り。 

イブニングドレスって、洋装の中では一番格式高いドレスらしくて、生徒会長の立場である堅物チグサにすげーーーーー合う…。

チグサのイメージカラーは『青』なんですが、この作品どうしても官能である血(赤)とは切り離せず、その上チグサにもかかわりがあるので、セレスさんもしかしてチグサルートの内容をご存じで…????って困惑しちゃった…そんなことある???

ザクロのジューシーな香りにピンクペッパーと華やかなカサブランカをアクセントに。ラズベリーとプラムの甘酸っぱい香りとスモーキーなガイアックウッドにパチョリが温かみを添え、魅惑的でミステリアスな印象を演出します。

続く説明、めちゃくちゃいっぱい花と実を使ってるよ!(小並感)って書いてあるんですが、花言葉Googleに訊いたら

ザクロ:円熟した優雅さ
カサブランカ:高貴/純粋
ラズベリー:深い後悔/愛情
プラム:忠実
パチョリ:隠蔽
ガイアックウッドは、魔術や宗教の儀式でも使われてるらしく、血液のなかの汚れを排出する効果があるとかなんとか。

ァア゛ーーーーーーーーーーッッッそうなんですーーーーーーーーーー!!!!!

作中一・二を争うほどの大人びた男の子ではあるものの、外の世界のことを知らないのでその点は純粋だし、対トオルに対する存在としての当てはまりが過ぎててなにこれ怖。

――30分後、匂いは薄れるものの、最初にあったトゲっぽさは完全になくなって、薄っすらと甘いにおいが残りました。…………ヴェッッッッ。

そうなんですよ…この男、根底には甘さがあってね……なんだかんだ懐に入れた人にはめちゃめちゃ甘いし、甘やかしたいって思ってるんですよ…解釈の一致すぎて震えるわこんなん…。

 

あとこれはめちゃめちゃ下世話なんですが、トオルとチグサの香り一緒にしてもまったく不快な匂いにならないのマジで最ッッッッ高すぎてちょっと意味わからないですね。

全然違う二つの匂いが一緒にまとめられてても匂いキツくないし、鼻が曲がることもなく、どちらの匂いもうまい具合に混ざって甘さと印象強さがあるの、自カプ大好きマンからしたらこの世の天国では???????最高か?????

概念の推しが匂いを得て現実になってしまった。ありがとう世界。ありがとう私。ありがとうセレスさん。
シナリオ完成したら残りのキャラ全員分お願いしたいくらいだ……。
(今回試しに15回プッシュにしたので、今度買うときはもう少し多めでもいいかもなって思った)

ていうかチグサの香り、マジでめちゃくちゃ好きなので普通に欲しい。

マジLOVEキングダムに入国してきた話

オッスオラ麻!
近頃もっぱらK-POPにどっぷり沼ってる、3次元ドルオタ兼2次元オタクな腐女子だぜ!

 

今日は、いま巷で話題の『劇場版 うたの☆プリンスさまっ マジLOVEキングダム』の話をさせてほしい。

 

『うたの☆プリンスさまっ』に関しては、私はゲームをやったことないし、アニメも観たことがない。
云年前、乙ゲー界隈でむちゃくちゃ話題になってたなぁっていう記憶と、アニメ一期のOPがすごい耳に残るな(話題になったからOPだけ知ってる)っていうのと、たたなかな(現 倉花千夏)先生が原画やってるってくらいのことしか知らない。

映画が延長に次ぐ延長で、私のTLではプロメア勢とマジLOVE勢が歓喜の舞で、つい「地元でやってるなら観てみたいな」と呟いたところ、友人がすべてセッティングして連れてってくれたわけです。

 

当日は応援上映だったのでペンライトを(メンバーカラーを知らないので適当に点けて)片手にいざ開演。

 

私、ジャニーズ・K-POP・その他3次元ドルコン経験有の(歴が浅い)ドルオタですど、「このOP、アイドルのコンサートで良くあるやつ~~!」ってもう、OPの時点でテンションあがりまくる。すごい。18人のメンバーそれぞれの名前出るところとか、まんまアイドルのコンサートのVCRです。

 

OPが終わったと思ったら、3グループそれぞれ魅せ曲の披露。それからの全員でのMC…そしてグループ混同ユニット…。

私、3グループ全部同じ事務所だと思ってたんですよ。だから、いわゆるジャニーズカウントダウンとか、SMTOWNとかの感じだなって思ってたんですよ。


でもね、違うの。


HE☆VENSだけ、事務所が違うらしいの。
それなのに、ユニットでST☆RISHQUARTET NIGHTとコラボしてるの。


それ、ファンが夢にまで見たやつやんけーーーー!!!!

 

事務所が違うという大きなハードルがある中、そして個人スケジュールもあるだろう中、それでも大きな一つの王国を築いてるの、本当にすごい。どこにも手抜きがないんですよ18人。みんなファンを楽しませようと頑張ってくれてる。

 

やっぱり、“2次元のアイドルコンテンツ”っていうのが念頭にあったから、ちょっと斜に構えて観てはいたんです、最初は。
でも、製作スタッフ、すごく3次元アイドルとアイドルがやるコンサートを研究して作り上げたんだなっていうのが、ヒシヒシ伝わってくる。踊り終わったあと、汗を浮かべるし息切れもしてるんだよ!?私が普段見てる3次元ドルコンと何にも変わんねえー!ってすごく衝撃的でした。
というか、そんなの見せられたら、ペンライトを振るのにも力が入るってもんです。

 

それで、個人的にむちゃくちゃよかった点を言わせてほしいんですけどね。

 

1.カメラワーク
3次元ドルコンのとき、「お前(カメラ)なんで今そこを映した!?今はそこじゃねーだろカメラワーク下手くそすぎか!?」って思うことが少なからずあるんですが、それがない。
「なんでアイドルのコンサートを観に来て、誰かもしらんファンの顔を観なきゃいけないんだ」も、ない。
ファンが見たいポイントを的確に押さえて見せてくれる。
しかも曲のキメ部分では、メンバー全員をカットインで一画面に映してくれる演出。良心的過ぎて羨んだ。3次元ドルコンでもこれ採用してくれマジで。むしろ見習って。

 

2.ステージ構成
基本的にはメンステ、センステ、バクステ使用だけど、広い会場をぐるっと埋める花道があるおかげで、アリーナに埋もれ席がない。アンコールで誰かしらのメンバーが来てくれる。すごい。
しかもアンコールではトロッコがあるので、外周付近のアリーナや1階席スタンドでもメンバーが見える。
しかもしかも、魔法の力で空まで飛んでくれるので、2階席・3階席でもメンバーが近い。
さらに曲中では、ステージ上の演出(メンバーが歩くと波紋ができるとか)があるから、最低でも一回は天井席で演出を楽しむために見たいと思わせるこの造り、すごい。
この公演、どの席に入ってもめちゃくちゃ楽しめるやつじゃん……!!!

 

3.HE☆VENSのセトリ
私は、“アイドルは宗教”だと思っているので、『愛を捧げよ~the secret Shangri-ra~』はすごい宗教みのある曲でいいなって思いました。好きです。
でも、まずは『GIRA×2☆SEVEN』で「HE☆VENSはこういう方向性の曲と内容のグループなんだよ」と、何も知らないド新規相手にもわかりやすく(ノリやすく)お披露目して、ユニット・MCでメンバーの個性とグループの持つ中二病感を理解させ、そのトドメとして、「汝、愛を捧げよ――」を出してきたあの構成、本当に素晴らしすぎて全私が心の中でスタンディングオベーション


そうしてコンサートは終わった。
楽しい時間はあっという間だ。あっという間すぎて2時間も公演していないことに全然納得できてない。2時間半~3時間はやってくれ。グループ曲2曲じゃ全然足りないよ!!既存曲もやってほしい!
(リアルな話、実際そんなことになったら製作スタッフが色んな意味で死んでしまいそうだけど)

 

私は映画を観たのではない。
「東京ドーム公演のライブビューイング」を観てきたのだ。そう思った。

 

普段3次元ドルコンに行ってるからかもしれないけど、私はすごく楽しかった。楽しすぎて2回目行く。うた☆プリまったく詳しくないけど、日本のエンターテイメントやドルコンが楽しめる人なら絶対楽しいから、ぜひ観に行ってほしい。
あれは劇場で見る価値がある。むしろ劇場の大音量・大画面で観てほしい。
顔がいいイケメンから合法でファンサが大量にもらえる優良コンテンツだぞ。


ちなみに、私はHE☆VENS推しになったわけだけど、理由としてはセトリ以上に、ラストのMCで「このグループ、めちゃくちゃ苦労したんだな…」っていうのがノー知識でもガンガン伝わってきたのと、その苦労があったからこそエンジェルのことをとても大切にしてくれてるんだなっていうのが刺さったからです(苦労した分ファン思いで謙虚なグループが好きなので)

マカオ公演に行ってきた話

※当時のPrivetterより

180811 EXO PLANET#4[The EℓyXiOn dot]

いつも通りためには一切ならないものを自分用に書き残しておく。
ちなみに先月のソウルアンコンも行ったけど、あれはグロパ参加だったので割愛。深夜便は耐えらんねえってのはわかったゾ!

マカオコン発表時のワシ「マカオでアンコン?なんでマカオ??つうかマカオってどこ???インド?????」
ソウルコンを終えたワシ「めっっっちゃ楽しかった…エッこれ円盤にならないとか嘘やん…………ハッ…マカオ……」
帰国直後のワシ「えっマカオどうする?ラストEℓyXiOnキメる??推しのソロラストやで??」
帰国直後のrinちゃん「行くか!

未知の国だろうと軽率に一緒に行ってくれるrinちゃんいつもありがとう!!!!!

■事前準備

とりあえずマカオでの移動手段と会場のことはちょろっと調べたけど、あとはなんもしてない。なんか気づいたら当日だったんだよな…。
チケッティングに関しては省略。色々あったけど。ちゃんと参戦できてよかったよかった。

■出発

台風やら大雨やら雷やらが危惧されていた中、それでも飛行機はぺいっと離陸。マカオへは直行便で5時間でした。
ただ直行便は本数少ないうえに高いよネー。でも雨ひどかったから香港でフェリーに乗り換える方法取らなくてマジ良かったなとは思った。

■機内

航空会社はマカオ航空。しかしマカオ航空、機内によくあるエンタメ系のモニターやら何やらがないらしい…と事前調査で判明。復路は疲労で死んでいるからいいとしても、往路5時間…どう考えてもひま…。

ってことで、ポータブルBlu-rayレコーダーを持ち込んだぜ!!!!(渾身のドヤ顔)

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CD/DVD/Blu-rayが5.5時間再生できるハイスペックレコーダー。前に車の中で鑑賞会するために買ったものが思わぬところで役立った。
持ち込んだラインナップは、「手錠ドミノ(関ジャニ)」「Magic特典円盤(CBX)」「EXO-Showtime(5,6話)」である。rinちゃん横坦だから観てくれると思った。観てくれた。ありがとう、手錠ドミノはいいぞ。

マカオ到着

着陸一時間前くらいのときに天候大荒れで飛行機めちゃくちゃ揺れて、タワー・オブ・テラーかな?ってかんじだった。「あっ飛行機こわい」って初めて実感したヨ( ˘ω˘ )

そんなこともありつつマカオ到着。日本との時差は1時間。
空港で香港ドルに両替を済ませてタクシー乗り場に向かう頃には、10日の公演が始まってました。
直行便じゃ10日の公演は観れないだろうな〜と思ってチケットとらなかったので、タクシー乗り場でタクシー待ってる間にTLを追いかける。今日もセフンちゃんがかわいいセンキュー世界。

英語が通じないってきいてたので、タクシーで行先告げるときはホテルの名前を漢字で出して「OK?OK?」ってタクシーの運ちゃんに訊いた。運ちゃんサングラスかけててすげーヤクザっぽかった。

タクシーでぐんぐん街中を進んでいき、街中はめちゃめちゃきらびやか…もといギラッギラでテンション上がる我々。

前日に『グランド・イリュージョン2』を観てたワシ「あー!この景色映画で観たやつ~~!」
rinちゃん「進研ゼミじゃん笑」

グランド・イリュージョン』は面白いからみんな観て。1がおすすめだぞ!

■ホテル

空港からホテルまでは110$。途中、なぜかメーターが2$ずつあがっててぼったくられてんのかなー?とは思ったけど、あいにく英語も中国語もできねーので見なかったことに。日本のタクシー代と比べたらだいぶ安いからいいんだけどね。
ホテルはマカオの中でもやっすいトコを選んだので、マカオ半島にある『オレタイサムウンホテル』です。

チェックイン手続してたら、フロントのお兄さんが英語で何やら言い始めるも、英語がさっぱりわからない我々。頑張るお兄さん。こりゃダメだと理解したお兄さん、ついにスマホを取り出しGoogle翻訳登場。画面を見せられる我々。

しかし残念なことに翻訳された文字、韓国語。なぜ。

日本語に再翻訳してもらってようやくお兄さんの言いたいことがわかる。部屋はダブルベッドでいいか?ってことが訊きたかったらしい。いや予約ツインでしたんじゃが。ってことでツインにしてもらった。
今まで英語できなくても海外旅行なんとかなってたけどまさかここまで自分が英語わかんねーとは思わなかったね!!!!!!でも言語出来なくてもGoogleがあればなんとかなるって身をもって知った!!!さすがGoogle!!!!つうかふつーに英語だったね!!!主要なところは英語通じるわマカオ!!!!

■翌日

前日の夜は外が土砂降りで立地もわかんねーからって部屋に着いたあと一切外に出なかったわけです。翌日も雨だったけどな!なにせ台風!雷雨予報!

泊まったホテルからすぐ近くのソフィテルホテルから、埠頭行きのシャトルバスに乗り、埠頭でベネチアンのシャトルバスに乗り換えてベネチアン到着。

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ベネチアンはめちゃくちゃでかいショッピングモールってきいてたけど、デカイどころじゃねーわ。広い。迷う。なのに田舎のおばあちゃん家みたいなにおいがして親近感わく(コスメ系のお店が並んでるところはにおい混ざってめちゃめちゃ気持ち悪かったけど…)

ベネチアンには有名なエッグタルトの老舗があるって調べておいたから、そこだけは行きたい!っつってrinちゃんに案内してもらいました。地図がね、読めないからね、私_(┐「ε:)_
で、迷いながらもお店に到着して30分ほど並び食す。エッグタルトすげーーーー美味しかった!!!!!!

その後MBLに並んで入るも、買いたいものがないのでえくそちゃんたちのメイキングPVを観るだけでお店を後に。

せっかくだから記念に1回くらいカジノもやろ!って300$(約4,000円)を割り勘して大小にチャレンジするも、1回で全額消える。いや、これにはマジでビビった。すごい。カジノって本当に一瞬でお金が消えるんだな……FGOのガチャなんてかわいいもんだわ…(※当社比)観光記念以外では絶対ギャンブルには手を出さない、そう心に決めた瞬間である。

■会場

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事前調査だとコタイアリーナはわかりづらい!ってきいてたんだけど、西口ゲートからだと隣だから迷いもしなった。近い。正面ゲートからだとちょっと遠いけど。

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香港で学んだ我々は、今回シーティング席を選び取りました。
思ってたより会場全然狭かったからほぼ最後列でもサブステ近めな印象。そして開演してもずっと座りっぱだから、今まで参戦したEℓyXiOnの中で一番ゆっくりまったりコンサート観れてよかった。
終演後はベネチアンから空港までのシャトルバスの最終便に乗れたのでお金がかからなかったのラッキー。空港で一夜を明かした我々、案の定復路は機内で死んでいた。

セトリはやっぱりソウルのアンコンと比べて削られてるやつとかはあったし、公演時間自体も比べたら短め(ソウルコンはMCがめちゃめちゃ長かったのもある)だったけど、行ってよかった、楽しかった、ちゃんとえくそを観たぞ!!香港とは大違いだぜ!!!!! シーティングから見た感じだと、スタンディングでも多少は余裕ありそうだったから次はスタンディングでいけるのでは??と検討を始める我々(懲りない) とりあえず下半期ツアーの予定出ないと始まらんので早くスケジュールください。

香港公演に行ってきた話

※当時のPrivetterより

180602 EXO PLANET#4[The EℓyXiOn]

一週間経って落ち着いたので、6/2〜6/3の香港のことでも。
キャー楽しかったー!っていう前向き感想じゃないので注意。あくまでも自分への今後の戒め。

■最初にまとめ

・髪の引っ張り合いはなかったけど、足は踏まれるし蹴られるし、後ろが過激な人だと見えないと鈍器で後頭部叩かれる(普通に凶器で暴力だよ…)
・スタンディングは双眼鏡と鈍器は要らないっていうか腕が邪魔で使う余裕がない
・会場とホテルにWi-Fiあるから、観光しないなら自国のWi-Fi要らない
・カバンの持ち込みはOK、ただ荷物は少ない方が身動きがとりやすい
・荷物検査と金属チェック有(金物目に付く場所になければされないっぽい)
・開場2時間前くらいから列はある
・開演前とアンコール中に水の配布有、ただ持てるなら自分でペットボトル持って行ったほうが良い
・カメラ/スマホでの写真/動画撮影は特に何も言われない(規制の看板とかは見かけなかった。アナウンスは言葉わからないからごめん…)
・海外公演は悲鳴がやばいって聞いてたけど、思ったよりやばくなかった(耳元で叫ばれたりはなかった)
・マジでスタンディング地獄だから行くなら覚悟しろ

■きっかけ

あれはそう、三月のことじゃった……。

ワシ「台湾でこんなにかわいいことが行われていたというのに、なぜ私は日本でのうのうと夜を過ごしTLを追いかけているのか……ちょっと香港行かない?」
rinちゃん「行こう

コンビニ感覚で誘ってコンビニ感覚で行ってきました。世界規模で見ればアジア圏は隣町!
rinちゃんいつも付き合ってくれてありがとう!

■事前準備

日本のたまアリと京セラに参加していたので、ステージ構成はおおむね把握済。
せっかくの海外公演だからスタンディングに入ろう!としか考えてなくて、チケットも迷わずスタンディング一択。しかし香港公演、どちゃくそ人気のためどこの代行もまぁ取れない取れない全滅。かろうじてチケットをゲットしたものの、番号はドンケツ付近。
A区画とB区画に興味はなく、C区画一択・バクステ狙いでいこう!と思っていた私たち。しかし開催間近になって気づく。香港…バクステと外周がない……。
C区画に詰め込まれる人数・約2,000人…そして私たちに与えられた番号は1,900番近く……どう考えても地獄。戦場通り越して地獄。

先人たちのレポを読んだり、海外公演経験のあるフォロワーさんたちに話きいたりして、スタンディングはとにかくガッツと根性と努力!頑張れば2列目まではいける!という心構えを教わる。
どれみても誰に聞いても「荷物は少ない(持たない)方がいい」とも教えてもらったので、首から下げられるように透明スマホケースとストラップを買い、財布はチケットと多少のお金が入る薄型を選びさらにそれにも首から下げられるストラップを装着しました。

■香港まで

12時過ぎ頃に香港着の便で向かいました。
機内に公開を楽しみにしていた超好きな映画があったもんだから当然観ました。予想外の号泣。ホテルで化粧直すつもりだったからいいけど、あれはひどかった。ずびずび泣いてた。キャビンアテンドさんにぎょっとされた。みんな頼むからメイズランナー観て。

ホテルは会場と近い、空港内のリーガルエアポートホテル。
会場にいちばん近いマリオットも良さそうだったんだけど、参戦決めたのが日程発表からずいぶん経ってからだったもんで、マリオットは一泊5万くらいだった。さすがに無理。

流れるようにチェックインを済ませたものの、部屋に入れるのが14時だったので空港内でお昼食べたり1時間ほどぷらぷら。
14時になってホテルに戻ると、各国のエリたちで受け付けが長蛇。先にチェックイン済ませていたおかげで、あまり待たずに部屋に入れました。ホテルめちゃめちゃ綺麗。

■会場へ

カバンの持ち込みが結局OKなのかどうなのかわからなくて、言語わからないし預けることになっても面倒だな〜と思ったので、パスポートはホテルの金庫に置き、スマホと財布と双眼鏡を首から下げ、手には鈍器、スカートのポケットにWi-Fiとペットボトルを突っ込んだ格好で行きました。身軽!

開演19時でスタンディングは2時間前の17時開場でしたが、開場2〜3時間くらい前から並んだりしてるよ〜という話もあったので、大体15時半くらいに会場着。
空港から会場までは一駅で6$。レート調べてないので日本円でいくらなのかは知らん。

■会場

入口がわかんない!
案内とか出てるのかもしれなかったけど、看板読めないしまあ見つけられないわけで、でも人波に沿って1Fに降りて行ったら、ケンタの隣にスタンディング入場口がありました。

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広い一室に、区画と100番毎に区切って列が既につくられてて、その列に入る前にチケットの確認と手荷物検査。
結構バッグ持ってる人多かったけど、そのカバン持ってスタンディングの中に行くの?正気か??????ってくらいでかいカバンもってる人とかもいましたマジかぁー…。

私は荷物がないのですんなり…いくはずが、腕時計していたので金属チェックが入りました。ポケットにWi-Fi入ってんのうっかり忘れてて、股間近くで探知機ビービ—鳴らした。めっちゃ怪訝そうな顔された。すまん。

列に並ぶ前に公式配布?のスローガンを2枚もらい、ドンケツ番号なのでずらーと通り過ぎて最後の方へ。
スローガンはCloud-9とAngel、Powerで使う用っぽかった(裏面に中/韓/英で使い方書かれてた)
最後の方だからかすごいゆる〜い列で、空いてるところに入って入場まで座って待つ、ってかんじ。コミケか。

トイレが併設であったので行ったけど、作りはきれいなんだけどみんな…使い方汚くてな……手洗い場とかびっちゃびちゃだったから、トイレに綺麗さを求める人は使わない方がいい…。

そのまま1時間?くらいぼけっと待ち、17時にA区画の人たちからぞろぞろ入場。30分くらいで全員入場できた気がする。
(というか入場時チケットの確認されなかったから、もしかしてこれ同じ区画内だったら番号無視して入ったりできるんじゃない…?現に私たちの後の番号の人たち、ほとんどいなかったぞ…)

■入場~開演まで

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会場は代々木よりかは小さいよ〜って聞いてたんですが、代々木行ったことないからいまいち想像できなかったわけです。で、いざ入ってみて思ったのが、そんなにスタンディング最前とステージが、近くない……。
結構ステージとスタンディングの間に幅があった。ぶっちゃけ先月のCBXガイシホールの方が狭いし近かったなぁ。
ただスタンドはそんなに座席多くないし、ステージとわりと近めな印象。

んでもって、入場早々我々が行わなければならないのが場所取り。
私はセフンちゃん、rinちゃんはD.Oペンで推しが違うので、入場したら左右で別れ、終わったら連絡とって落ち合おう、最悪ホテルでな!ってかんじで事前に相談済。C区画に着くなり別れ、私は左サイドのステージへ。
すでにセンステには人の塊が。左サイドのステージにもわさっと、数えるのも面倒なくらいの人・人・人。これ全員が鈍器とスマホ掲げたらマジ何にもみえねぇ……って想像できたので、「私は今日から忍者…」って隙間を見つけては入り込み、なんとかステージから4列目くらいまでに食い込む。

そして始まる地獄。
スタンディング、この状態で開演19時まで待ち状態。2時間。2時間人の中でぎゅむっと待機。その間にも後ろからは人が詰めかけ、押されるわ押されるわ。言語わかんないけど前とか周りの人とかステージとの間にいるスタッフたちが、しきりに「押さないで!」って注意してるし、スタッフが密集地に入ってきてスペースを無理やり作ったり。そんでもすぐに元通り。押される。暑い。蒸し煮状態。
スタッフが水を配って前の人たちが後ろの人に流してくれるけど、少数だから、飲めない人もいる。私はペットボトル持参してたから平気だったけど、下手すると熱中症とかになりそう…会場はクーラーガンガンに効いてるんだけどね…。
人がすごすぎてWi-Fi繋がらなくて、反対にいるrinちゃんとのLINEも途中で挫折(終演後に会場にWi-Fi入ってることに気付く)。何もせず1時間くらい押されながら待つという苦行。

あとね…日本人の方もちらほらいたんだけどね…一緒に来ているご友人との会話がね…もう、めちゃくちゃ口が悪い…相手が言語わかんねーと思ってるからか、すげぇ周囲をディスるディスる…いや、私その言語わかるで…めっちゃ聞こえてるで…。
(あとこの人たち、開演しても文句言ってるしメンバーのミス指摘したりして悪口言ってて…聞こえてるから!それ私に聞こえて理解されてるからな!勘弁して)

■開演~終演

2時間の苦行に耐え、いよいよ開演。
このVCRももう見慣れたもんですわ〜と思っていたら上がる悲鳴、上がるスマホ。当たり前のようにメンステは何も見えない。むしろメンステどこ。

そして――左右のモニターすらも、数々のスマホと腕に遮られ、まあ見えない!!!

は!?えっ4列目でもなんも見えないの!?って爪先立ちでなんとか前の人の頭の隙間からモニターを見るも、揺れ動く頭と手で見えない時の方が多い多い。

そしてみんな前に前に詰め寄るもんだから、当前押しつぶされる。もみくちゃ。マジでもみくちゃ。
メンバーがセンステにきても、センステも爪先立ちで隙間からかろうじてたまに…ってかんじだし、モニターも見えないから、スマホ掲げてスマホに映るモニターを見て状況を知る感じ。なんだこれ。何のために行ったのか本当にわからない。

サイドステージも先端部分にはあまりメンバーが来ず、来るころには2.5列目くらいになってたけど、それでもほとんど見えない。うそでしょ…。
コンサート中盤頃には、爪先立ちで早々に疲労がきてるわ、見えないからと持ち上げたスマホ観てて首が痛いわで、「お願い早くコンサート終わって…」ってずっと思ってた。

そして、スタンディングの中からスタッフに救助される人の多いこと多いこと!
わかる!しんどいよな!わかる!スタッフも助けないといけないよな!わかる!でも助け方が、スタンディングの最前からスタッフがグイグイ割って入ってステージとかモニターを遮るもんだから、もうマジでほとんど見えない状態。スタっ、スタッフゥーーーーッッ!

鈍器も持って行ったけど、序盤で振るのをあきらめる。だって見えない。見るためにはスマホを掲げないといけない。となると鈍器は邪魔。あとはもう、腕にぶらさげるだけだった。

爪先立ちで頑張り続ければスマホ越しでもモニターはかろうじて見えるから、せめてセフンちゃんのソロはモニターとはいえ録画したい…この位置まで来たんだからサイドの花道来てくれるまでは頑張ろう……って思い頑張り続け、まあ結局最後まで位置をキープしてたんですけど。

終わった後、足は痛いわもみくちゃにされて疲労はすごいわ、EXOちゃんほっとんど見えなくてコンサート観た気が全然しない放心状態でrinちゃんと合流。
rinちゃん、右サイドでめっちゃ快適に観て次もスタンディングとか言い出したらどうしよう…って思ったんだけど、そんなこたぁなかった。お互い同じ経験と心配してた。

駅が混んでるので、落ち着くまで2Fのカフェスペースで座りながらgzgz愚痴を言い合いホテルに戻る。夕ご飯はどっか行ったり買う元気がなかったので、会場のケンタを買ってホテルで食べました(でも美味しくなかった…)

■おわり

海外公演のスタンディングは戦場って聞いてたしわかってたけど、わかってなかった。地獄絵図だよあれ…。まさか2.5列目まで行ってもほぼ見えないなんて…。

今回の香港、会場が縦に長くて、かつバクステ無しだったもんだから、私らが入ったC区画が一番やばかった。ここは事前調べ不足だったなぁ。でもA区画もB区画も前の方はもみくちゃだったっぽいしそう変わらんか…。
本当にいい経験をさせてもらいましたわ…日本公演がどれだけ安全で見やすいか、ぼかぁ身をもって知ったよ。

二度と海外公演のスタンディングには入らない。でも海外公演は日本と違って、演者側もそこまで規制が厳しくないのか、めちゃめちゃ楽しそうだから、海外公演はまた行く…今度はスタンドでな…!

――我々はそう誓い合ったのである まる

ていうかもらったスローガン掲げてる人、私の周りには誰もいなかったんだけど!?私もスローガン出してる余裕なんか全然なかったしな…。