香港公演に行ってきた話

※当時のPrivetterより

180602 EXO PLANET#4[The EℓyXiOn]

一週間経って落ち着いたので、6/2〜6/3の香港のことでも。
キャー楽しかったー!っていう前向き感想じゃないので注意。あくまでも自分への今後の戒め。

■最初にまとめ

・髪の引っ張り合いはなかったけど、足は踏まれるし蹴られるし、後ろが過激な人だと見えないと鈍器で後頭部叩かれる(普通に凶器で暴力だよ…)
・スタンディングは双眼鏡と鈍器は要らないっていうか腕が邪魔で使う余裕がない
・会場とホテルにWi-Fiあるから、観光しないなら自国のWi-Fi要らない
・カバンの持ち込みはOK、ただ荷物は少ない方が身動きがとりやすい
・荷物検査と金属チェック有(金物目に付く場所になければされないっぽい)
・開場2時間前くらいから列はある
・開演前とアンコール中に水の配布有、ただ持てるなら自分でペットボトル持って行ったほうが良い
・カメラ/スマホでの写真/動画撮影は特に何も言われない(規制の看板とかは見かけなかった。アナウンスは言葉わからないからごめん…)
・海外公演は悲鳴がやばいって聞いてたけど、思ったよりやばくなかった(耳元で叫ばれたりはなかった)
・マジでスタンディング地獄だから行くなら覚悟しろ

■きっかけ

あれはそう、三月のことじゃった……。

ワシ「台湾でこんなにかわいいことが行われていたというのに、なぜ私は日本でのうのうと夜を過ごしTLを追いかけているのか……ちょっと香港行かない?」
rinちゃん「行こう

コンビニ感覚で誘ってコンビニ感覚で行ってきました。世界規模で見ればアジア圏は隣町!
rinちゃんいつも付き合ってくれてありがとう!

■事前準備

日本のたまアリと京セラに参加していたので、ステージ構成はおおむね把握済。
せっかくの海外公演だからスタンディングに入ろう!としか考えてなくて、チケットも迷わずスタンディング一択。しかし香港公演、どちゃくそ人気のためどこの代行もまぁ取れない取れない全滅。かろうじてチケットをゲットしたものの、番号はドンケツ付近。
A区画とB区画に興味はなく、C区画一択・バクステ狙いでいこう!と思っていた私たち。しかし開催間近になって気づく。香港…バクステと外周がない……。
C区画に詰め込まれる人数・約2,000人…そして私たちに与えられた番号は1,900番近く……どう考えても地獄。戦場通り越して地獄。

先人たちのレポを読んだり、海外公演経験のあるフォロワーさんたちに話きいたりして、スタンディングはとにかくガッツと根性と努力!頑張れば2列目まではいける!という心構えを教わる。
どれみても誰に聞いても「荷物は少ない(持たない)方がいい」とも教えてもらったので、首から下げられるように透明スマホケースとストラップを買い、財布はチケットと多少のお金が入る薄型を選びさらにそれにも首から下げられるストラップを装着しました。

■香港まで

12時過ぎ頃に香港着の便で向かいました。
機内に公開を楽しみにしていた超好きな映画があったもんだから当然観ました。予想外の号泣。ホテルで化粧直すつもりだったからいいけど、あれはひどかった。ずびずび泣いてた。キャビンアテンドさんにぎょっとされた。みんな頼むからメイズランナー観て。

ホテルは会場と近い、空港内のリーガルエアポートホテル。
会場にいちばん近いマリオットも良さそうだったんだけど、参戦決めたのが日程発表からずいぶん経ってからだったもんで、マリオットは一泊5万くらいだった。さすがに無理。

流れるようにチェックインを済ませたものの、部屋に入れるのが14時だったので空港内でお昼食べたり1時間ほどぷらぷら。
14時になってホテルに戻ると、各国のエリたちで受け付けが長蛇。先にチェックイン済ませていたおかげで、あまり待たずに部屋に入れました。ホテルめちゃめちゃ綺麗。

■会場へ

カバンの持ち込みが結局OKなのかどうなのかわからなくて、言語わからないし預けることになっても面倒だな〜と思ったので、パスポートはホテルの金庫に置き、スマホと財布と双眼鏡を首から下げ、手には鈍器、スカートのポケットにWi-Fiとペットボトルを突っ込んだ格好で行きました。身軽!

開演19時でスタンディングは2時間前の17時開場でしたが、開場2〜3時間くらい前から並んだりしてるよ〜という話もあったので、大体15時半くらいに会場着。
空港から会場までは一駅で6$。レート調べてないので日本円でいくらなのかは知らん。

■会場

入口がわかんない!
案内とか出てるのかもしれなかったけど、看板読めないしまあ見つけられないわけで、でも人波に沿って1Fに降りて行ったら、ケンタの隣にスタンディング入場口がありました。

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広い一室に、区画と100番毎に区切って列が既につくられてて、その列に入る前にチケットの確認と手荷物検査。
結構バッグ持ってる人多かったけど、そのカバン持ってスタンディングの中に行くの?正気か??????ってくらいでかいカバンもってる人とかもいましたマジかぁー…。

私は荷物がないのですんなり…いくはずが、腕時計していたので金属チェックが入りました。ポケットにWi-Fi入ってんのうっかり忘れてて、股間近くで探知機ビービ—鳴らした。めっちゃ怪訝そうな顔された。すまん。

列に並ぶ前に公式配布?のスローガンを2枚もらい、ドンケツ番号なのでずらーと通り過ぎて最後の方へ。
スローガンはCloud-9とAngel、Powerで使う用っぽかった(裏面に中/韓/英で使い方書かれてた)
最後の方だからかすごいゆる〜い列で、空いてるところに入って入場まで座って待つ、ってかんじ。コミケか。

トイレが併設であったので行ったけど、作りはきれいなんだけどみんな…使い方汚くてな……手洗い場とかびっちゃびちゃだったから、トイレに綺麗さを求める人は使わない方がいい…。

そのまま1時間?くらいぼけっと待ち、17時にA区画の人たちからぞろぞろ入場。30分くらいで全員入場できた気がする。
(というか入場時チケットの確認されなかったから、もしかしてこれ同じ区画内だったら番号無視して入ったりできるんじゃない…?現に私たちの後の番号の人たち、ほとんどいなかったぞ…)

■入場~開演まで

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会場は代々木よりかは小さいよ〜って聞いてたんですが、代々木行ったことないからいまいち想像できなかったわけです。で、いざ入ってみて思ったのが、そんなにスタンディング最前とステージが、近くない……。
結構ステージとスタンディングの間に幅があった。ぶっちゃけ先月のCBXガイシホールの方が狭いし近かったなぁ。
ただスタンドはそんなに座席多くないし、ステージとわりと近めな印象。

んでもって、入場早々我々が行わなければならないのが場所取り。
私はセフンちゃん、rinちゃんはD.Oペンで推しが違うので、入場したら左右で別れ、終わったら連絡とって落ち合おう、最悪ホテルでな!ってかんじで事前に相談済。C区画に着くなり別れ、私は左サイドのステージへ。
すでにセンステには人の塊が。左サイドのステージにもわさっと、数えるのも面倒なくらいの人・人・人。これ全員が鈍器とスマホ掲げたらマジ何にもみえねぇ……って想像できたので、「私は今日から忍者…」って隙間を見つけては入り込み、なんとかステージから4列目くらいまでに食い込む。

そして始まる地獄。
スタンディング、この状態で開演19時まで待ち状態。2時間。2時間人の中でぎゅむっと待機。その間にも後ろからは人が詰めかけ、押されるわ押されるわ。言語わかんないけど前とか周りの人とかステージとの間にいるスタッフたちが、しきりに「押さないで!」って注意してるし、スタッフが密集地に入ってきてスペースを無理やり作ったり。そんでもすぐに元通り。押される。暑い。蒸し煮状態。
スタッフが水を配って前の人たちが後ろの人に流してくれるけど、少数だから、飲めない人もいる。私はペットボトル持参してたから平気だったけど、下手すると熱中症とかになりそう…会場はクーラーガンガンに効いてるんだけどね…。
人がすごすぎてWi-Fi繋がらなくて、反対にいるrinちゃんとのLINEも途中で挫折(終演後に会場にWi-Fi入ってることに気付く)。何もせず1時間くらい押されながら待つという苦行。

あとね…日本人の方もちらほらいたんだけどね…一緒に来ているご友人との会話がね…もう、めちゃくちゃ口が悪い…相手が言語わかんねーと思ってるからか、すげぇ周囲をディスるディスる…いや、私その言語わかるで…めっちゃ聞こえてるで…。
(あとこの人たち、開演しても文句言ってるしメンバーのミス指摘したりして悪口言ってて…聞こえてるから!それ私に聞こえて理解されてるからな!勘弁して)

■開演~終演

2時間の苦行に耐え、いよいよ開演。
このVCRももう見慣れたもんですわ〜と思っていたら上がる悲鳴、上がるスマホ。当たり前のようにメンステは何も見えない。むしろメンステどこ。

そして――左右のモニターすらも、数々のスマホと腕に遮られ、まあ見えない!!!

は!?えっ4列目でもなんも見えないの!?って爪先立ちでなんとか前の人の頭の隙間からモニターを見るも、揺れ動く頭と手で見えない時の方が多い多い。

そしてみんな前に前に詰め寄るもんだから、当前押しつぶされる。もみくちゃ。マジでもみくちゃ。
メンバーがセンステにきても、センステも爪先立ちで隙間からかろうじてたまに…ってかんじだし、モニターも見えないから、スマホ掲げてスマホに映るモニターを見て状況を知る感じ。なんだこれ。何のために行ったのか本当にわからない。

サイドステージも先端部分にはあまりメンバーが来ず、来るころには2.5列目くらいになってたけど、それでもほとんど見えない。うそでしょ…。
コンサート中盤頃には、爪先立ちで早々に疲労がきてるわ、見えないからと持ち上げたスマホ観てて首が痛いわで、「お願い早くコンサート終わって…」ってずっと思ってた。

そして、スタンディングの中からスタッフに救助される人の多いこと多いこと!
わかる!しんどいよな!わかる!スタッフも助けないといけないよな!わかる!でも助け方が、スタンディングの最前からスタッフがグイグイ割って入ってステージとかモニターを遮るもんだから、もうマジでほとんど見えない状態。スタっ、スタッフゥーーーーッッ!

鈍器も持って行ったけど、序盤で振るのをあきらめる。だって見えない。見るためにはスマホを掲げないといけない。となると鈍器は邪魔。あとはもう、腕にぶらさげるだけだった。

爪先立ちで頑張り続ければスマホ越しでもモニターはかろうじて見えるから、せめてセフンちゃんのソロはモニターとはいえ録画したい…この位置まで来たんだからサイドの花道来てくれるまでは頑張ろう……って思い頑張り続け、まあ結局最後まで位置をキープしてたんですけど。

終わった後、足は痛いわもみくちゃにされて疲労はすごいわ、EXOちゃんほっとんど見えなくてコンサート観た気が全然しない放心状態でrinちゃんと合流。
rinちゃん、右サイドでめっちゃ快適に観て次もスタンディングとか言い出したらどうしよう…って思ったんだけど、そんなこたぁなかった。お互い同じ経験と心配してた。

駅が混んでるので、落ち着くまで2Fのカフェスペースで座りながらgzgz愚痴を言い合いホテルに戻る。夕ご飯はどっか行ったり買う元気がなかったので、会場のケンタを買ってホテルで食べました(でも美味しくなかった…)

■おわり

海外公演のスタンディングは戦場って聞いてたしわかってたけど、わかってなかった。地獄絵図だよあれ…。まさか2.5列目まで行ってもほぼ見えないなんて…。

今回の香港、会場が縦に長くて、かつバクステ無しだったもんだから、私らが入ったC区画が一番やばかった。ここは事前調べ不足だったなぁ。でもA区画もB区画も前の方はもみくちゃだったっぽいしそう変わらんか…。
本当にいい経験をさせてもらいましたわ…日本公演がどれだけ安全で見やすいか、ぼかぁ身をもって知ったよ。

二度と海外公演のスタンディングには入らない。でも海外公演は日本と違って、演者側もそこまで規制が厳しくないのか、めちゃめちゃ楽しそうだから、海外公演はまた行く…今度はスタンドでな…!

――我々はそう誓い合ったのである まる

ていうかもらったスローガン掲げてる人、私の周りには誰もいなかったんだけど!?私もスローガン出してる余裕なんか全然なかったしな…。